内科:呼吸器
呼吸器~気管支ぜんそく・COPD(肺気腫など)
気管支ぜんそく
気管支ぜんそくは気管支の慢性的な炎症が主な原因です。
- アレルギー体質である
- 小児ぜんそくがあった
- 家族に気管支ぜんそくの人がいる
- タバコを吸わないのに咳が出る
- 気管支拡張薬の吸入で楽になる
- 季節の変わり目に咳が苦しむことがある、夜間や早朝に息が苦しい
などの症状がある場合は気管支ぜんそくが疑われます。
ぜんそくは自分では気づかないうちに始まっており、長く進行する病気のため、呼吸困難など強い症状が始まらないうちに気づいたら受診をお勧めします。
COPD(慢性閉塞性肺疾患):肺気腫など
40歳以上で喫煙者、(以前一定期間吸ったことのある喫煙者含む)
最初は軽く、徐々に始まりますが、自分でも気づかないうちに慢性的に続く咳、痰、息切れが進行する病気です。
年のせい、タバコのせいと軽く考えていると重度の息切れ(呼吸障害)のため、それに伴い体の筋力も低下し、日常生活にも支障をきたすようになります。
気づいたら、早めの受診をお勧めします。
在宅酸素療法
血液中の酸素が不足している方が、ご自宅など病院以外の場所で、不足している酸素を吸入する治療法です。
保険が適用されます 。
全国で10万人以上の方々が自宅で酸素を吸入しています。
よくあるご質問
Q. 癖になりませんか?
A. 吸わずにいられない、やめられないなど、タバコのように癖になる性質のものではありません。また、吸って体が悪くなるようなこともありません。
Q. 酸素を吸うようになると、ずっと家にいなければなりませんか?
A. 散歩や旅行など、外出も宿泊もできます。
TEIJIN資料、在宅酸素療法の手引きより
マスク式補助換気用人工呼吸器
慢性呼吸不全の方のなかで、低酸素血症に加えて慢性的に二酸化炭素の蓄積を伴ったⅡ型呼吸不全には、継続的な補助換気(人工呼吸療法)が必要となる場合があります。当院では通院、往診の方で利用されています。
肺機能検査(電子式診断用スパイロメータ)
肺の容積や、空気を出し入れする換気機能のレベルを調べる検査です。息切れする、呼吸が苦しい、咳が出る、痰が出るなど、肺の病気が考えられる時に行ないます。
スパイロメーターという機械を使って測定します。検査は10分くらいで終了し、苦痛は全くありません。