内科:糖尿病

糖尿病

糖尿病は自覚症状がないことがほとんどで、気づかないうちに病気が進行していることがあるため定期的な受診とチェック(検査)が必要です。また合併症を早期に見つけ悪化を防ぐことも大切な治療です。

当院での糖尿病治療の特徴

受診時に行う検査

○血糖検査

測定時の血液中にブドウ糖の状態を示します。来院時に血糖値測定を行います。(約10分間で結果がでます)空腹時、また食後では食後何時間たっているかで判定します。

○ヘモグロビンA1c検査

検査の時点から過去1~1.5ヶ月間の血糖値の平均を表します。血糖コントロールの重要な指標で、1か月に1回検査します。(約10分で結果が出ます)当院では当日に検査結果を説明し、最新のデータで治療を行います。

血糖検査

○体重測定

体重は自分でも知ることのできる最も簡単な検査です。標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

○尿検査

尿中の糖、蛋白を検査します。

合併症予防のために

○フットケア

糖尿病が進むと血管が傷つけられ、酸素や栄養が神経に届かなくなり、神経障害が発生します。糖尿病の神経障害により、小さな傷が進行して潰瘍や壊疽(手足先の細胞が死んで黒くなる)になることがあり、悪化すると手足を切断しなければならないことがあります。

当院では目の届きにくい足のチェックのため糖尿病療養指導士によるフットケア指導を行っています。足の手入れの仕方、靴の選び方などご相談ください。

フットケア
フットケア

○動脈硬化検査

糖尿病は、全身の血管に動脈硬化をきたします。当院では、動脈硬化の定期的な検査として、頸動脈エコー(頚動脈の動脈硬化の状態を検査)、血圧脈波測定(全身の動脈硬化の程度を診断)を実施しています。

【治療について】

○食事療法

食事療法は全ての糖尿病患者さんに必要な治療です。当院では患者さん一人ひとりのライフスタイルを尊重するため、管理栄養士による1対1の栄養指導を行っております。

外食が多い、食事は買ってきたもので済ませることが多いという方もご相談ください。

○運動療法

運動は肥満やストレスの解消だけでなく、血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きを良くする働きもあります。当院の健康運動指導士が日常生活で取り入れやすい運動について丁寧に指導いたします。

○薬物療法

現在、いろいろな飲み薬、注射薬、インスリンが開発されており、患者さんの状態に合わせた治療を行うことが可能になっています。一つ一つの薬については納得のいくまで医師より説明いたします。不安なことについては我慢せず、まず相談してみてください。

栄養指導
栄養指導
運動療法
運動療法